宅地造成工事で気をつける事

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今回は宅地造成工事をする際に、気をつける事、学んだ事です。

造成工事発注の経験が豊富な方にとっては、当たり前の事かもしれませんがご一読ください。

🔲役所の規制を確認

宅地開発、宅地造成には各行政の開発基準、宅地造成規制、/風致地区基準、地区計画、建築協定、住民協定等があるため、事前に調査が必要です。自分で確認するのも良いですが、設計プランにも影響するので/設計士に確認してもらうのも良いと思います。

今回の現場は鎌倉市。対象土地の広さは約290㎡   手前奥の2宅地造成です。

300㎡以内、切土1.5m以下、切土面積60㎡以下なので役所の許可申請は不要な現場です。

ただ、任意ですが近隣トラブル防止の為に事前に役所に計画図面を提出iしました。

🔲工事告知

造成、給排水工事等をする場合も、近隣居住者の方々への工事告知が必要となります。

一時、車両の通行止めが必要な場合があるので、今回は近隣へのチラシ配布、現地周辺に簡易看板告知、cacまた町内運動会で会への回覧板告知も行いました。

🔲擁壁種別    鉄筋コンクリート擁壁、型枠コンクリブロック等

  1. 今回の現場は型枠重量化粧ブロックを使用して現場で擁壁を組んでいきます。

ブロックと言っても、底盤(L型の下の部分)もブiロックメーカー基準で施工するので、RC造に近い強度があります。

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🔲近隣対策

今回の工事で掘削の際、隣地のブロック塀の倒壊、破損の恐れがあるので、隣地所有者にお願いして、一度隣地ブロックを一部解体して作業を行い、擁壁敷設後にブロックを復元しました。隣地所有者の方にはご理解頂き大変助かりました。

擁壁造成工事の場合、隣地への影響は少なからずあるので、工事告知もそうですが、予想される事を想定して、早めに隣地所有者に挨拶するようにしています。

🔲給排水設備工事との連携

造成工事と給排水工事を分離発注する場合、工事業者のスケジュール調整がとても大事です。

掘削、均しコン打設のタイミングなど業者同士の連携が必要なので発注側が十分把握しておく必要があると感じました。

🔲完成確認と境界復元

現場作業が完了後、仕上げの状況の確認が大切です。ガラの処理や整地の仕方など業者に事前から指示出来れば理想ですが、各業者、監督によっても現地納め方が違うのでコミュニケーションが大事だと感じます。

境界に関しては、工事業者が現場作業に入る前に測量会社にお願いして、今回は2回仮杭を入れてもらっています。完成後の境界埋石と測量図との整合性も気を付けます。

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🔲無事に売却出来たかどうかはご想像にお任せします。

今回は造成工事経験のまだまだ少ない私が個人的に感じたことを書かさせて頂きました。

まだまだ勉強する事が多いと感じます。

最後に業者さんとの会話の中で専門用語が多く出てきます。わからない場合はその場で聞き、後でネットで再確認することをオススメします。

(株)アイ•ラック

小澤

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